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2025.08.09
人気急上昇の「平屋」!でも本当に自分に合っているのは?

近年、階段のないバリアフリーな暮らしを求める方が増え、若い世代の間でも“平屋”を選ぶ人が増えています。おしゃれで暮らしやすい平屋も多く、「平屋=高齢者向け」というイメージは過去のものになりつつあります。
しかし、新築住宅の主流はいまだに二階建て。土地を有効に使いながら、プライベート空間と生活空間を分けられる二階建ても根強い人気があります。
注文住宅は一生に何度もない大きな買い物。だからこそ、先入観にとらわれず、ご自身やご家族のライフスタイルに本当に合った住まいを選びたいですね。
本記事では、建築費用・暮らしやすさ・土地条件・将来性など、あらゆる視点から両者を徹底比較。
さらに、どんな方にどちらの住まいが向いているのかを、実際の施工事例も交えてわかりやすくご紹介します。
二階建てと平屋「比較ポイント」
◆ 費用面
建築費は、同じ延床面積で比べると平屋の方が割高になる傾向があります。平屋は屋根や基礎の面積が広くなるため、使用する資材も多く、坪単価が高くなりやすいからです。一方で、2階建ては高さがある分、外壁を高くする必要があり、仕様によってはコストアップする場合もあります。
建築後にかかる費用としては、固定資産税とメンテナンス費用がポイントです。平屋は屋根や基礎が大きいため、評価額が高くなりやすく、税額が上がる可能性があります。メンテナンスに関しては、平屋は足場不要で修繕がしやすいのが特徴。2階建ては外壁が高く、塗装や補修に足場が必要となるため、費用がかさむ傾向にあります。
◆ 土地条件
平屋はワンフロアで完結するため、広い敷地が必要です。同じ広さの家を建てる場合、2階建てに比べて倍近い土地が求められることもあります。敷地の制限から平屋の建築が難しいこともあります。
また、平屋は建物が低いため、周辺の建物によって日当たりや風通しが悪くなることも。設計段階で間取りや窓の配置に工夫が必要です。一方、2階建ては上階から光や風を取り込みやすく、周囲の影響を受けにくいのが利点です。
◆ 暮らしやすさ
平屋は階段の上り下りがなく、生活動線や家事動線がスムーズ。小さなお子さまや高齢者にとっても安心な設計がしやすく、将来を見据えた暮らしに適しています。ただし、土地が限られる場合は動線や間取りに余裕がなくなり、朝の混雑や家事の妨げになることも。補助動線を設けるなど、工夫が必要です。
一方、2階建ては空間を上下で分けられるため、生活空間とプライベート空間を明確に使い分けることが可能です。ただし、階段移動がある分、日々の動線は複雑になります。
◆ 快適性・安全性
平屋は天井を高く設計でき、開放感のある空間がつくりやすいのが魅力。勾配天井や中庭を活用すれば、日当たりも確保できます。ただし、全室が1階になるため、外部からの視線や防犯対策が重要です。センサーライトや植栽などでプライバシーを守る工夫が求められます。
2階建ては、寝室を2階に配置することで防犯性やプライバシー性が高まる点がメリット。また、2階部分があることで浸水時の避難スペースになる一方、建物が高くなるため地震や台風の揺れに影響を受けやすいという側面もあります。
◆ 家族構成や世代との相性
平屋は空間がひとつにつながっているため、家族の気配が感じやすく、コミュニケーションが取りやすい住まいになります。特に小さなお子さまや高齢者がいる家庭では、目が届きやすく安心です。
対して2階建ては、空間を分けられるため、プライバシーを確保しやすく、思春期の子どもや二世帯住宅にも適しています。ただし、将来的に2階を使わなくなる可能性もあるため、長期的な暮らしを見据えた設計が重要です。
二階建てと平屋のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
2階建て | ・(同じ立地・延床面積の場合)工事費が平屋より安くなりやすい ・少ない敷地面積で建てられる ・2階部分は採光しやすい ・2階部分は人目を避け、外からの侵入を防ぎやすい ・二世帯で暮らしやすい | ・外壁面積が広くなりやすいため、その分のメンテナンス費用は高くなる ・2階部分は台風、強風、地震など災害の影響を受けやすい可能性がある |
平屋 | ・家族のコミュニケーションが取りやすい ・階段がないため移動が楽 ・生活動線がコンパクト ・バリアフリーな間取りにできる ・台風、強風、地震など災害に強い ・メンテナンス費用を抑えやすい | ・広い敷地が必要 ・基礎や屋根の面積が広くなり購入費用が高くなりやすい ・中央部分は採光が難しい ・プライバシーの確保が難しい ・人目を避け、外からの侵入を防ぐ防犯対策が必要になる ・(同じ立地・延床面積の場合)固定資産税が高くなる場合が多い ・水害時の不安がある |
📝 まとめ:あなたの「暮らし方」が答えになります
平屋が合う人
▶ バリアフリー・家事ラク・自然との一体感を求める方
▶ 家族との距離感を大切にしたい方
▶ 郊外など広い土地に建築予定の方
【施工実例】
「自然素材に包まれてセカンドライフを豊かに暮らす」(70代)

敷地面積_145.59㎡(44.04坪)/ 延べ床面積_70.40㎡(21.29坪)
▶以前の家での苦労を反面教師にして、新居は階段を使わずに生活できる平屋をチョイス
二階建てが合う人
▶ 都市部や狭小地で延床面積を確保したい方
▶ プライバシーや空間の使い分けを重視する方
▶ 採光・通風・眺望を重視する方
【施工実例①】
「心と身体を癒してくれる木に包まれた暮らし」(30代)

敷地面積_259.70㎡(78.56坪)/ 延べ床面積_128.00㎡(38.72坪)
▶長女の妊娠を機に家づくりを考え始めたO様は2階建てをチョイス
【施工実例②】
「家の中も外のように清々しい高性能住宅」(30代)

敷地面積_183.46㎡(55.49坪) 延べ床面積_135.68㎡(41.04坪)
▶結婚を機に家づくりを考え始めたY様は2階建てをチョイス
平屋風という選択
▶ 平屋と2階建ての良いとこどりをしたい方
【施工実例①】
「木に包まれた空間でのびのびと子育て」(30代)

敷地面積_191.40㎡(57.89坪) 延べ床面積_110.56㎡(33.44坪)
▶家全体をオープンにして、子どもが自由に遊べるようにしたいN様は平屋風をチョイス
【施工実例②】
「一年中快適。今も将来も安心のほぼ平屋暮らし」(70代)

敷地面積_426.44㎡(129.00坪)/ 延べ床面積_123.97㎡(37.50坪)
▶2世帯で住むT様は平屋風をチョイス
住まい選びは、今の暮らしだけでなく、将来のライフスタイルやご家族の変化も見据えた“人生設計”の一部です。費用や土地条件など変更が難しい要素から優先順位を明確にし、比較ポイントを整理することで、ご家族にとって本当にふさわしい住まいが見えてきます。イメージだけにとらわれず、長期的な視点で情報を集め、じっくりと家族で話し合いながら、後悔のない選択をしていきましょう。
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